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そば処 宮島

そばどころ みやじま

ジャンル
和食、
営業時間
11:00~15:00
休業日
土曜日、日曜日、祝日
住所
和泉中央北5-1-1 泉区役所4F
TEL
045-800-2523
推薦者
「ハマッ子」直売所みなみ店 平本 博(JA横浜/泉区中田西2丁目)
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できたての美味しさと旬野菜のメニューが嬉しい「そば処 宮島」

 

 

相鉄いずみ野線・いずみ中央駅から徒歩約5分にある泉区役所。その4階にお店を構えるのが「そば処 宮島」です。50席以上の広いお店には、区役所の職員のみならず、定食を求めて泉区民も多く訪れます。地元の直売所で仕入れた新鮮な野菜が日替わりでメニューに加えられ、常連客たちの楽しみになっています。
お昼のみの営業ですが、お店を構えて16年になります。お店をはじめたきっかけやこだわり、地産地消の取り組みについて、店主・宮島貴之さんにお話を伺いました。

 

できたての美味しさを届けたい

 

「そば処 宮島」は、2021年4月に開業16年を迎えました。泉区役所内で飲食店を募集していることを知り、2005年にここで営業をスタートしたそうです。もともとは宮島さんのご両親が、泉区上飯田町のいちょう団地で営んでいた定食屋を引き継ぐかたちで、店主になったといいます。区役所内という性質上、平日昼のみの営業だったため、開店当初は不安もありましたが、今では職員だけでなく、区役所を訪れる住民などの常連客も多いそうです。地元行事の際に必ず立ち寄ってくれる人や、顔なじみのお客さまもいると宮島さんは話します。

 

お昼は宮島のかき入れ時。お客さんが一斉にやって来ます。席数も多く、まとまった入店があると料理の提供まで時間がかかってしまいますが、宮島さんは注文を受けてからそばを茹で、天ぷらを揚げます。また、そばとうどんは店内で毎日打ちます。このスタイルを開店当時から一貫して続けてきました。「手間はかかりますよね。天ぷらを事前に揚げてもいいんですけど、やっぱりアツアツを食べてほしいので。それだけは譲れない部分です」。長年営業してきましたが、定番のメニューに大きな変化はありません。日替わりの「本日の定食A・B」もサイクルが決まっており、変わらない味わいがお客さんの安らぎとなっています。

 

宮島では「よこはま地産地消サポート店」のほかに、横浜市が取り組んでいる「食べきり協力店」事業にも登録。まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品ロスを減らすために、小盛りメニューの導入や、ステッカー等の掲示による啓発活動を行っています。

 

店主・宮島貴之さん。「美味しいものを出そう」という言葉には、シンプルなこだわりを感じます

 

天ぷらは注文を受けてから、丁寧に揚げていきます。10~15分ほどで完成

 

調理場にある製麺機で作られた打ち立ての麺

 

新鮮な採れたて野菜を使った健康的なメニュー

 

宮島さんのもうひとつのこだわりが“地産地消”です。いちょう団地で営業していたお店では、お客さんに農家の方が多く、そのつながりで地元の野菜を使っていたといいます。「区役所に来てからも地元の野菜を使いたいと思って」。そんな思いで探したところ、横浜市営地下鉄・立場駅から徒歩6分ほどにあるJA横浜の「ハマッ子直売所みなみ店」を見つけたそうです。

 

現在はハマッ子直売所みなみ店を中心に、地元の直売所を回って野菜を買い入れています。レタスや、きゅうり、トマトを使ったサラダはほとんど地元で採れたもの。この日の定食では、小鉢のホウレンソウやブロッコリー、さつま芋が地元産。天ぷらのナスとピーマン、薬味の長ネギも、もちろん地元で採れたもの。新鮮な野菜はみずみずしさが魅力です。「直売所に並んだ野菜を見ながら、メニューを考えています」。

 

宮島ではお客さんの細かいニーズにも応えています。身体を気づかった糖質オフのメニューに変更したり、お子様メニューがあったりするのは、お客さんの声がきっかけ。「こんなメニューはできないかな?」といったお客さんからの提案が、具体的なメニューに発展したこともあるそうです。

 

「天ざる(そば・うどん)」(700円・税込)。ナスとピーマンの天ぷらは、ジューシーで、外のサクサクとした衣と相性抜群。コシのある風味豊かなそばとともに。

 

「本日の定食B(鶏肉のクリームソース)」(680円・税込)。日替わりで地元の野菜がお盆に並び、身体に優しい味わいが楽しめます

 

コロナ禍のなか感じた、泉区民の温もり

 

宮島さんは瀬谷区出身ではあるものの、泉区に引っ越して以降、人生の大半を泉区で過ごしてきました。横浜でありながら、静かでのどかなところだと感じていると宮島さん。新型コロナウイルス感染症が拡大する以前は、宴会やお弁当の仕出しも多くありましたが、いまではほとんど出ていません。それでも、常連客はいつも通り来てくれたそうです。厳しい経営のなか、持って帰れるものはテイクアウトでの提供を始めました。

 

「こんな状況のなか、感染対策用のアクリル板を寄付したいと言ってくれるお客さまがいて、ありがたかったです。ここでは人とのつながりを感じられます」。新型コロナウイルス感染症拡大の最中に、泉区民の温かさを感じた出来事だったそうです。

 

地元住民から必要とされるお店。泉区ならではの人とのつながりが、これからも宮島の力になります。

 

「そば処 宮島」店内の様子。50席以上あり、お昼時にはお客さんで埋まります

 

お店の外観。特製の看板が目を引きます

 

【そば処 宮島】
住所:和泉中央北5-1-1 泉区役所4F
アクセス: 相鉄いずみ野線「いずみ中央駅」から徒歩約5分
営業時間:11:00~15:00
電話番号:045-800-2523

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