ロゴ画像:いずみ くらし

goût goût YUMEGAOKA

ぐーぐーゆめがおか

ジャンル
パン、
休業日
無休
住所
ゆめが丘31番地
TEL
050-8883-0593
HP
http://goutgout.jp
  • 写真:食材にもあふれる地域愛。グーグー博士と研究員のアイデアが詰まったベーカリー「goût goût YUMEGAOKA」 1
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神奈川県産「ぼくらの小麦」を使用したパンを焼いています。

また、ファールニエンテで採れた野菜を使用したピザパンなども販売しています。

2024年7月、相鉄いずみ野線・ゆめが丘駅直結の商業施設「ゆめが丘ソラトス」が開業し、1階に個性的なベーカリーがオープンしました。その名は「goût goût YUMEGAOKA(グーグーゆめがおか)」。グーグーっていったい何?好奇心に背中を押されてベーカリーを訪ねました。

 

人を幸せにする商品を生む「パンの研究室」

 

「goût goût YUMEGAOKA」の店内はオープンスタイルの開放的な雰囲気で、イートインスペースではパンとコーヒーのある幸せな時間を過ごせます。ふと目線を上げると、壁にメガネをかけた犬のキャラクターが描かれています。「この犬がグーグー博士です」と教えてくれたのは店長の工藤麻愛(くどうまお)さん。

 

「店のテーマはグーグー博士のパンの研究室です。博士と研究員(スタッフ)はさまざまなパンを開発し人を幸せにすることをミッションとしています。そんなコンセプトのもとスタッフ同士で意見を出し合い、成功と失敗を重ねながらほかにはない新しいパンを開発したい。個性的なパンで地域を盛り上げたいという思いでパンづくりに励んでいます」

 

壁に描かれたこの犬がグーグー博士。足を組む愛嬌のある姿がくすっと笑いを誘います

 

毎週のように製造スタッフと販売スタッフ、職人と工藤さんでミーティングを行い、「こんなパンをつくりたい」と意見を交わすそう。それならつくってみようとすぐ開発に取りかかり、翌日には新商品が店頭に並ぶこともしばしば。新しいパンの登場を心待ちにする常連客は多いと言います。

 

店頭からパンをつくる製造室が覗けて、”研究”の様子がうかがえます

 

「グーグー博士の顔をモチーフにした、土日限定の『チョコレートパン』もあるスタッフの発案から生まれました。チョコレートパンがなかったことと、土日はファミリー層が多いのでお子さんが喜ぶパンをつくりたいと思い開発に至った」と教えてくれました。

 

 

豊かな味わいは、地場野菜と県内産の小麦粉の恵み

 

「goût goût YUMEGAOKA」は、泉区にある社会福祉法人「開く会」が手がける石窯ベーカリー&レストラン「ファールニエンテ」と、広告企画会社「スイベルアンドノット」の協働事業です。「ファールニエンテ」では障害のある人たちがパン製造や料理の提供、農作業などに携わり、店では畑で収穫した旬の野菜を仕入れています。また秦野市で生産し「開く会」が石臼で製粉・加工したブランド小麦「ぼくらの小麦」をパンの一部に使っているそう。

 

「ころころクッキー いちご」(200円・税抜)をはじめ、「ファールニエンテ」製のクッキーやシフォンケーキも販売

 

パン職人の中富信吾さん曰く「石臼挽きの粉は香り豊かで、旨味が濃いのが特徴です。富士山溶岩窯で焼き上げて粉の旨味を最大限に引き出している」と言います。店で使っている富士山溶岩窯は秒単位で焼き上がりが変化し、職人の経験がものを言います。遠赤外線で高温かつ短時間で焼き上げたパンは外はカリッ、なかはモッチリとしてやみつきになるおいしさ。

 

富士山溶岩窯はパンやケーキのオーブン製作などを請け負う櫛澤電機製作所(横浜市神奈川区)が手がけたもの。写真は製作所のスタッフでパンづくりの名人、中富信吾さん

 

「『ファールニエンテ』の野菜は鮮度がよくて味が濃く、ほかの食材に野菜の味が負けていません。これから初めての夏を迎えるので、夏の野菜や果物をより多く使っていきたいです。また『スイベルアンドノット』は、ベーカリーの目の前でクラフトビール醸造所『YUMEGAOKA SUNDAY BREWING』も展開しています。廃棄パンをビールづくりに活用したり、ビールをつくる際に余った麦芽かすを使用したりと環境に優しい商品開発にも力を入れている」と工藤さん。

 

 

今日の新作は何?訪れるたび研究成果が楽しみに

 

「ゆめが丘ソラトス」でしか買えない「goût goût YUMEGAOKA」のパンを求めて、店にはひっきりなしにお客さんが訪れます。ずらりと並ぶパンはどれも魅力的ですが、不動の人気を誇るのがぼくらの小麦を使った「食パン」、そして「クリームブリュレ」。

 

「『クリームブリュレは』、焼き色をつけずに仕上げた色白の菓子生地が特徴です。ふんわりした生地の上部をキャラメリゼしてパリパリに、なかにはカスタードクリームがたっぷり。幅広い年齢層に人気ですよ」

 

手前の器は「クリームブリュレ」(300円・税抜)。奥の器は地場野菜をトッピングした「ミックスピザ」(右/324円・税抜)、「フォカッチャピザ」(左/380円・税抜)

 

「つぶあんぱん」(180円・税抜)は餡がなめらかでこしあん派にも人気。パンの味わいを堪能できるよう生地はあえて厚めに仕上げています

 

日々の研究が生んだ新商品のうち、最近の注目パンは「バリもち明太」(320円・税抜)と「桜餅あんぱん」(200円・税抜)。

「『バリもち明太』は、表面にひび割れ模様が入ったダッチブレッドで、なかに独自配合の明太子ソースとおもちが入った職人考案の人気商品です。白あんと求肥を包んだ『桜餅あんぱん』は優しい甘さに仕上げました。どちらも期間限定なのでお早めに」

 

 

地域愛に応える商品づくり、イベント開催も視野に

 

地元客が7、8割を占め、オープンから1年を待たず地域に愛されるベーカリーとなった「goût goût YUMEGAOKA」。この地域の印象をうかがうと「『スイベルアンドノット』の本社は東京の武蔵野市にあり、当初泉区は未知のエリアという感じでした。ベーカリーをオープンしてみて感じたのは、都内とは異なる生活の価値観やこだわりです。食に関して言うなら『ファールニエンテ』とのつながりに興味を持っていただいたり、ぼくらの小麦を使っているんですねと声をかけられたりすることがすごく多いです。できれば地域食材を使った商品を選びたいというお客様のこだわりを感じています」

 

「ゆっくり滞在できて泉区で過ごす何気ない日常に寄り添えるベーカリーになれたら」と店長の工藤麻愛さん

 

2025年7月にオープン1周年を迎えるにあたり、「パンづくりのワークショップや学生さんとコラボした商品開発など、地域とのつながりをより大事にしていきたいです。地元食材を使ったパンもさらに増やしていけたら」とベーカリーの未来を語ったくれた工藤さん。今後もおいしくて楽しい研究成果が期待できそうです。

 

 

goût goût YUMEGAOKA(グーグーゆめがおか)

住所:横浜市泉区ゆめが丘31 ゆめが丘ソラトス1-146

営業時間:10:00~20:00

定休日:無休

TEL: 050-8883-0593

HP: http://goutgout.jp

 

 

 

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