ロゴ画像:いずみ くらし

あなたの町はもっと面白くて美味しい!泉区情報をSNSで発信「あやめ日報」

泉区のグルメや見どころなどを発信しているSNSアカウント「あやめ日報」。AIキャラクター「あやめちゃん」が泉区の情報を動画で紹介してくれます。「店舗があるのは知っているけれど入ったことはない、あやめ日報がきっかけをくれた」「実は近くにおいしいお店があったのね!」「今日は出勤経路をあじさいの咲く道に変えてみよう」これはあやめ日報をきっかけにした、私のいつもとちょっと違うある一日です。泉区内だけを紹介するメディアだからこそ、少しの時間と少しの冒険心で、実際に足を運ぶことができる!あなたにとっての「ちょっといいな」があやめ日報なら見つかるかも。

 

旧深谷通信所前のバス停「住宅前」でポーズを決めるあやめちゃん。動画はこの後周辺の景色を映します(画像提供はあやめ日報)

 

 

地域プロモーションに熱心なあやめ日報へようこそ!

 

あやめ日報は、XとInstagramの二つで展開しています。2023年1月に始めたXのフォロワーは1000人、投稿数は1500件(2024年9月現在、リポスト含む)。Instagramも着々とフォロワーを伸ばしています。

 

あやめ日報の特徴の一つは、動画内に登場するAIキャラクター「あやめちゃん」。

プロフィールはこちら:

〇名前 綾井めい ※学生のころ、友だちに「あやめ」と呼ばれ定着

〇誕生日 11/3(24歳)※誕生日は泉区と一緒♡

〇身長 158cm

〇血液型 AB型

〇性格 少し天然で穏やか

〇趣味 食べ歩き、音楽鑑賞

〇特技 ダンス ※あやめちゃんが踊っている投稿があります!見つけてね!

 

あやめはキャラクターの名前だと思っていた私。実は呼称だったんですね。あやめちゃんの着用しているワンピースは、あやめの花の色を使ったストライプになっています。泉区の花はあやめだというのは、みなさんご存じでしたか?

 

もう一つの特徴は、地域プロモーションを展開するアグレッシブな姿勢です。

 

あやめ日報の中で最も多い投稿はグルメの紹介。「グルメ情報の閲覧数が一番多いので、フォロワーさんのニーズに応えるために数多く掲載しています」と答えてくれたのは、泉区在住のあやめ日報の運営ディレクター。運営ディレクターは小さなわが子を公園で遊ばせようと出かけた時に、子どものトイレで困った経験がありました。「事前に調べられることで、生活がしやすくなるはず。動画投稿をしているのは、よりリアルな情報源になるからです」。投稿内容には生活者の目線が生かされています。

 

掲載されたグルメ情報の数々。プロの調理技術が動画に映っている時もあります(画像提供はあやめ日報)

 

活動はお店の紹介に留まらず、グルメ店とあやめ日報のコラボキャンペーンを3店舗にて実施してきました。例えば、某菓子メーカーのチョコウェハースのおまけシールを思わせる、あやめちゃんと店舗のロゴ入りキラキラシールを店舗にて配布したシールコラボは、Xやインスタではフォロワーから「シールをゲットしました」との報告が投稿され、シールを追加発注した店舗もあったそうです。

 

2024年9月からはグルメ店の応援のため、あやめちゃんのアクリルスタンドがレジに登場。今後もおすすめの店舗を月ごとにまわっていく予定です。

 

グルメの他には、泉区らしい景色(主に田園風景)、公園、神社、見ごろを迎えた花の紹介などがあります。私はあじさいの開花をチェックしているので、ぜひ来年も投稿をお願いしたい!

 

設置が始まったレジ前のアクリルスタンド。地域をもっと盛り上げたいあやめちゃんのゲキ推し店はぜひチェックしたいところ(画像提供はあやめ日報)

 

あじさいの開花情報動画。春にはさくらの開花情報も発信しています(画像提供はあやめ日報)

 

 

あやめ日報がチームに!「空撮」など活動の幅に広がり

 

「チームでアカウントを育てたらおもしろいんじゃないか」。そう考えた運営ディレクターが2024年1月にメンバー募集の投稿をしたところ、7名のメンバーが集まり、あやめ日報はチームでの活動を開始しました。そして実現したのが、空撮です。「ドローンを飛ばして撮影したい」というメンバーと、運営ディレクターがあやめ日報で培った人脈で撮影場所の許可を得て、実現しました。

 

社会福祉法人開く会の「フラワーアーク」(泉区中田町)の許可を得て撮影。145mのはるか上空から泉区全体を眺める映像を見ることができます(画像提供はあやめ日報)

 

ドローンの着陸。「Hマークの真ん中を目指してみますか!」と操縦を楽しむメンバー

 

撮影は2024年8月下旬。あやめ日報の3人のメンバーが撮影のために集まりました。上空から泉区を360度撮影し、その場でメンバーは撮影動画を鑑賞し、駅や目立つ施設を見つけては盛り上がりました。一通り泉区の全貌を撮り終えた後は、フラワーアークの施設や従業員のみなさんを上空から撮影。フラワーアークのみなさんがドローンを追いかけ、笑顔で手を振るあたたかな空気から、私は泉区らしさを感じました。

 

 

原動力は泉区愛

 

店舗紹介は商品の他に前面道路からのアクセスや外観、公園紹介などは遊具の種類、トイレや近隣駐車場などが動画に収められています。「現地に行って困ることがないように、必要な情報を紹介するように心がけている」と運営ディレクター。事前情報があることによって、安心して新しい場所に出かけられた経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

 

今後は、地域課題の解決にも一役買いたいそう。「例えば、後継者募集や社員募集を取り扱ったり、グルメ投稿を継続することで地域がもっと元気になったりなど、あやめ日報を使って情報が広まることによって解決できることがあるのではないかと考えています!」

 

泉区民に役立つ情報を発信したい、泉区を元気にしたい、と非営利で情報発信を続けているあやめ日報。あやめちゃんの活躍に期待しつつ、「私にも何かできるのでは」と地域との関わりを考える貴重な体験になりました。

 

いずみ台公園の投稿は、公園案内図、食事ができそうなテーブルとベンチ、駐輪場、近隣駐車場と料金、トイレが動画で収められています(画像提供はあやめ日報)

 

ライタークレジット:
写真・文=松本 裕美枝(泉区ローカルライター)写真=あやめ日報

 

 

Information:
あやめ日報
Xアカウントhttps://x.com/IzumikuY

Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/yokohama.izumiku/

 

 

※このコーナーの記事は、泉区が大好きな「泉区ローカルライター」が、区民の目線で取材し、執筆しています。

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