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地域活動をお手伝い 子どもボランティア「泉わくわく応援隊」が活躍中

皆さんは「泉わくわく応援隊」をご存じでしょうか? 私は、2024(令和6)年11月に行われた「和泉川クリーンアップ活動」で知りました。和泉川の遊歩道を丁寧に清掃する子どもたちの姿を目の当たりにして、清掃活動以外にもどのような活動をしているのかと興味がわき、「泉わくわく応援隊」運営事務局の泉区社会福祉協議会事務局次長・松宮透さんと泉区役所福祉保健課事業企画担当係長の大井翔さんに、成り立ちや活動内容について伺いました。

 

さまざまな地域活動で活躍する泉わくわく応援隊

 

 

地域の活動をお手伝いしながら、思いやる心を養う

 

泉区の各地区では、誰もが楽しく住みやすいまちにするために、住民同士が協力しあってさまざまな地域活動を行っています。「泉わくわく応援隊」は、その地域活動を子どものころからお手伝いするボランティア活動です。子どもたちが楽しみながら地域の行事やイベントのお手伝いをすることにより、地域の方々との交流をもつきっかけを作り、地域の行事への関心や理解を深め、地域への愛着をもってもらうこと、また、人の役に立つ幸福感や達成感を味わい、お互いを思いやり、支え合う心を養うことを目的としています。

 

「泉わくわく応援隊」の主な活動内容は、お祭りなどのブースのスタッフ、敬老会での受付支援、清掃活動、畑作業を通じた地域交流イベントのお手伝いなどです。お祭りのような単発行事でのお手伝いが多い一方、スマホ教室のサポートや多世代食堂での配膳など、継続的な取組への協力も行っています。また、2024年度からは、泉区全地区にて本格運用を開始しています。

 

ボランティアの参加者には、隊員証、活動記録証ならびに水色のバンダナを交付し、活動の際に着用してもらいます。

 

(左から)わくわく応援隊のポイントシール、活動記録、隊員証、バンダナ

 

お手伝いをするごとにポイントシールがもらえ、集めたポイントに応じて景品を贈呈しています。

 

ポイントをためて景品と交換

 

2024年度の実施結果(2025年3月末時点)は、参加者数621名でした。15回以上活動した隊員には、感謝状と景品が贈呈され、その様子はタウンニュースにも掲載されました。

 

隊員にアンケートを取ったところ、「やりがいを感じた」の回答が多く、実際に何度も活動に参加してくれた子どもも多かったそうです。

 

「地域活動の主催者側からは、『子どもたちが手伝ってくれたことで活動が盛り上がり、大いに助かった』『今後も手伝ってほしい』などの好意的な感想をいただくことができました」と大井さん。さらに、協力いただいた主催者の中には、手伝ってくれる子どもたちに楽しみながら参加してもらいたいと、お菓子や感謝状を用意して迎えてくれたところもあったそうです。隊員も地域の主催者もともに嬉しい活動となっているようです。

 

 

「ありがとう」の言葉を励みに活躍する隊員

 

活動に15回以上参加した隊員へ感謝状と記念品を贈呈すると聞き、2025(令和7)年11月3日に第14回泉区民ふれあいまつりの会場へ赴きました。

 

受賞者は、越川陽奈さんと山川莉奈さん。二人は横浜市立中和田中学校の1年生で、ボランティア部に所属しています。越川さんは小学4年生の頃、泉サマースクールに参加したことをきっかけにボランティア活動を始めました。母親の勧めでいずみ中央地域ケアプラザでのラジオ体操を手伝おうと思いましたが、一人では気恥ずかしいため、友人の山川さんを誘い、二人で始めたそうです。

 

日頃高齢者と接する機会は少なく、「どのようにコミュニケーションをとろうか?」と考えていたところ、高齢者の方から優しく声をかけられ、すぐに打ち解けることができたそうです。「毎回同じ人が参加してくれ、『ありがとう』の言葉にやりがいを感じています」と山川さん。

 

二人は、このほかにも泉サマースクールでの活動や、泉区地域子育て支援拠点すきっぷでの子どもたちの遊び相手やおもちゃの片付けなど、さまざまなお手伝いを続けています。

 

いずみ中央地域ケアプラザでのラジオ体操ボランティア

 

横浜市泉区社会福祉協議会の貝沼貞夫会長から感謝状と記念品が授与されました。

 

(左)貝沼会長から感謝状を授与 (右)越川陽奈さん、貝沼貞夫会長、山川莉奈さん

 

越川さんと山川さんは「ありがとう」の言葉を励みに、これからも活動を継続していくと笑顔で話してくれました。なんとも頼もしい二人です。

 

15回お手伝いした二人の隊員証はゴールドカラーになりました

 

 

地域活動の停滞と担い手不足解消に向けて

 

「泉わくわく応援隊」は、2022(令和4)年度に松宮さんと大井さんの前任者によって検討が開始されました。検討当時は、コロナ禍の影響により泉区内の各種イベントが中止になるなど地域交流が停滞し、さらに高齢化も進む中で、地域活動の担い手不足が課題となっていました。そこで横浜市旭区の「ジュニアボランティア体験事業」を参考に素案を練り、2023年度からはお二人が引き継ぎ、モデル事業として3地区(緑園、中川、下和泉)で実施しました。

 

モデル事業での対象は小学5年生から中学3年生までとし、お手伝いの内容は、地区社協の夏祭りでのブースのスタッフや芋ほりイベントでの畑作業などでした。

 

事業名の「泉わくわく応援隊」は、「泉わくわくプラン(=第4期泉区地域福祉保健計画 令和3年度~令和7年度)」から想起したものだそうです。

 

(左から)運営事務局の泉区社会福祉協議会事務局次長の松宮透さんと泉区役所福祉保健課事業企画担当係長の大井翔さん

 

 

地域に必要とされる応援隊

 

本格運用2年目にあたる2025年度の状況は、9月末時点で参加人数338名と、昨年同時期より微増傾向。各地区でばらつきはあるものの「泉わくわく応援隊」にお手伝いを依頼するイベントは増加しています。昨年度からの継続イベントも、募集人数が増えたり、お手伝いの内容が追加されたりしています。

 

また、昨年度、隊員を対象に実施したアンケートで参加してみたい活動として「地域での防災訓練」が挙がったため、今年度から学校が避難所となる防災訓練にも「泉わくわく応援隊」が参加し、お手伝いをしています。

 

「このほか、嬉しいことに各地区の住民が作成する『わくわくプラン(=第5期泉区地域福祉保健計画 令和8年度~令和12年度の5か年計画)』内に『泉わくわく応援隊』と一緒に取り組みたいという記載が多数ありました。地域の皆さんにも認められ、必要とされはじめていると実感しています」と笑顔で話す松宮さん。水色のバンダナを着けた隊員が活躍する姿がこれからますます増えていきそうです。

 

お手伝いの様子(上段)富士見が丘連合祭り (下段)第14回泉区民ふれあいまつり

 

「スマホ世代の子どもたちがどれだけ応募してくれるか?本格運用を開始した当初は心配でしたが、昨年度も今年度も大勢が参加してくれ、かつ、『楽しかった』や『やりがいを感じた』などの感想が聞けて、ようやく安心することができました」と松宮さん。

 

毎年多くの子どもたちが「泉わくわく応援隊」での活動を通じて、ボランティア活動の尊さや地域活動への関心を高めてくれ、将来は地域活動の担い手となってくれたら、嬉しいですね。

 

「泉わくわく応援隊」のお手伝い募集情報は、学校や地域の回覧板やホームページなどで発信しています。また、泉区ボランティアセンターへ登録すると泉区内のさまざまなボランティア情報がメールで届きます。興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

いずちゃんは泉わくわく応援隊を応援しています!

 

 

##ライタークレジット:

写真・文=泉区ローカルライター 蒲 喜美子

写真・資料提供 「泉わくわく応援隊」運営事務局

 

##Information

  • 「泉わくわく応援隊」に関するお問い合わせ先

泉区社会福祉協議会 045-802-2150 izumiku01@yokohamashakyo.jp

泉区社会福祉保健課 事業企画担当 045-800-2433 iz-fukuho@city.yokohama.jp

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