れすとらんあーる
シェフの畠山亮さんと奥さまの畠山さやかさん
緑園都市駅から徒歩約10分。地元の人が気軽に立ち寄れて、イタリアンを中心にした本格的な創作西洋料理が食べられる「restaurant R」。生産者の思いを引き継ぎ、食材一つひとつを丁寧に調理する、やさしい味わいが魅力です。シェフの畠山亮(はたけやまりょう)さんは、何年も付き合いのある取引先から、泉区で新たに出会った地元の農家まで、人とのつながりを大切にしています。
「地域密着」をテーマに、近所の方々においしい料理と特別な時間を提供する畠山さんにお話を伺いました。
2017年に開業した「restaurant R」は、ランチでもディナーでも、パスタやお肉・お魚料理をコースでじっくり楽しめるお店です。
独立前は銀座や西麻布、表参道など都内のレストランで働いていました。そのころから、自分の地元には本格的なフレンチやイタリアンを食べられるお店が少ないと感じていたという畠山さん。横浜の都心部や東京へ行かなくても、地元に質の高い料理が食べられる場所をつくりたいという思いから、緑園都市に「restaurant R」をオープンしました。
「家族や友人、恋人、仲間との会食などで気軽に使ってもらえる場所になったらいいなと思っています」。
地域密着のレストランを目指した畠山さんは、取引先との出会いやつながりも大切にしています。年間を通して使う野菜は、泉区下飯田町にある「片野農園」さんのもの。お客様から教えてもらったことがきっかけでお付き合いが始まりました。
「実際に直売所に行って食べてみたら、とにかくおいしい。片野さんの野菜は、今まで食べてきた同じ品種の野菜と比べて、香りや甘さがしっかり感じられました。お店では、おいしいお野菜を使った料理を提供したい。その野菜が地元で採れたものであれば、それが一番だなと」。
なかでも、最近で一番心が動いたのがズッキーニ。「今まであまり味気ないイメージだった野菜ですが、片野さんのズッキーニは味が濃くておいしい!」と、驚き感動したそうです。
「野菜の味が生きる調理法を心がけています」と畠山さん
野菜をたっぷり味わえるディナーのコースは、約1ヶ月周期でメニューを展開。直売所に並ぶ野菜を見てメニューを考え、片野農園さんの“お母さん”と会話をしながら、旬の時期や想像する料理にぴったりはまる最適な野菜を選びます。
片野農園さんだけでなく、水耕トマトを販売する弥生台の「金子農園」さんや、独立前から何年も付き合いのある東戸塚の八百屋さんなどとの関係も続いています。
「片野農園」さんの水ナスとトマトを使ったサラダ仕立て。グレープフルーツとストラッチャテーナ(フレッシュチーズ)、生ハムを添えたみずみずしい一品
とうもろこしの甘みが口の中に広がる冷製スープ
ランチで人気の週替わりパスタコースは、毎週食べたくなる豊富な種類が魅力です。
4種類がきれいに盛られる前菜のひとつは、お豆の煮物。白インゲン豆、ひよこ豆、うずら豆を弱火で煮て、塩で味付けした定番メニューです。
コースの最初に登場するパンは自家製です。
「近くにおいしいパン屋さんもあったのですが、うちのお店の料理に合うものを……と考えたときに、自分でつくるのが1番だと思いました」。
この日の前菜は、定番のお豆に、赤大根とオレンジのサラダ、生で食べられるカボチャのコリンキーと、柔らかい味わいの冬瓜にぶどうを合わせたもの
お肉から出るだしや油を一緒に煮込んだトマトベースのミートソースに、しめじと「片野農園」さんのかぼちゃが相性抜群。
「A course(自家製パン・前菜の盛り合わせ・本日のパスタ・食後のお飲み物)」 (1,760円・税込)
料理の見た目の美しさに加え、オープンキッチンになっていることでシェフが調理している様子を見られるライブ感も「restaurant R」の魅力のひとつ。
また、畠山さんがお客様の食べているところを見たいという思いもあるそうです。
「自分のつくったものを、おいしそうに食べていただけるのを見ることが何よりうれしいし、料理にも力が入ります」
丁寧に盛り付けていく畠山さん
ふだんお料理を運んでいる奥さまの畠山さやかさんは、「緑園都市のお客様はおいしいものをたくさん知っている方が多い印象があります」と話します。
メニューや食材の説明をすると、地元の農家さんに興味をもつお客様も多く、実際に片野農園さんの直売所に行ってみたという方もいるそうです。
見た目のインパクトに惹かれたという大きなズッキーニ。野菜の姿形が均一ではないのも、地場野菜を使うおもしろさ
「横浜市は農地も生産者も多く、外食産業にはうれしいまちだと感じます」と畠山さん。
「ここでお店を開き、片野農園さんとのお付き合いができたことで、年間を通しておいしい野菜には事欠かなく、とてもありがたいと感じています」。
最後に、ご自身のお仕事について聞くと「食事は、人と人とのつながり。その食事を、時間を忘れて楽しめることが、外食の豊かさだと思います」と話してくれた畠山さん。料理人という仕事に対する、熱い思いが伝わってきました。
ゆっくりと食事の時間を楽しむことができる、明るくシンプルなインテリアも評判
木の温かみと黄緑のアクセントがおしゃれな外観
【restaurant R】
住所:神奈川県横浜市泉区緑園5丁目29−4
アクセス:相鉄いずみ野線緑園都市駅から徒歩10分
営業時間:ランチ12:00~15:00 (L.O. 14:00)
ディナー 18:00~22:00 (L.O.20:30)
定休日:水曜日(火曜日はランチのみ営業)
電話番号:045-410-6945
HP: https://rrrr-8888.jp/
地元野菜を使用した彩り豊かな料理と、
近所で過ごす特別なひととき
シェフの畠山亮さんと奥さまの畠山さやかさん
緑園都市駅から徒歩約10分。地元の人が気軽に立ち寄れて、イタリアンを中心にした本格的な創作西洋料理が食べられる「restaurant R」。生産者の思いを引き継ぎ、食材一つひとつを丁寧に調理する、やさしい味わいが魅力です。シェフの畠山亮(はたけやまりょう)さんは、何年も付き合いのある取引先から、泉区で新たに出会った地元の農家まで、人とのつながりを大切にしています。
「地域密着」をテーマに、近所の方々においしい料理と特別な時間を提供する畠山さんにお話を伺いました。
地元の農家さんとの出会い
2017年に開業した「restaurant R」は、ランチでもディナーでも、パスタやお肉・お魚料理をコースでじっくり楽しめるお店です。
独立前は銀座や西麻布、表参道など都内のレストランで働いていました。そのころから、自分の地元には本格的なフレンチやイタリアンを食べられるお店が少ないと感じていたという畠山さん。横浜の都心部や東京へ行かなくても、地元に質の高い料理が食べられる場所をつくりたいという思いから、緑園都市に「restaurant R」をオープンしました。
「家族や友人、恋人、仲間との会食などで気軽に使ってもらえる場所になったらいいなと思っています」。
地域密着のレストランを目指した畠山さんは、取引先との出会いやつながりも大切にしています。年間を通して使う野菜は、泉区下飯田町にある「片野農園」さんのもの。お客様から教えてもらったことがきっかけでお付き合いが始まりました。
「実際に直売所に行って食べてみたら、とにかくおいしい。片野さんの野菜は、今まで食べてきた同じ品種の野菜と比べて、香りや甘さがしっかり感じられました。お店では、おいしいお野菜を使った料理を提供したい。その野菜が地元で採れたものであれば、それが一番だなと」。
なかでも、最近で一番心が動いたのがズッキーニ。「今まであまり味気ないイメージだった野菜ですが、片野さんのズッキーニは味が濃くておいしい!」と、驚き感動したそうです。
「野菜の味が生きる調理法を心がけています」と畠山さん
まずは食材選びから
野菜をたっぷり味わえるディナーのコースは、約1ヶ月周期でメニューを展開。直売所に並ぶ野菜を見てメニューを考え、片野農園さんの“お母さん”と会話をしながら、旬の時期や想像する料理にぴったりはまる最適な野菜を選びます。
片野農園さんだけでなく、水耕トマトを販売する弥生台の「金子農園」さんや、独立前から何年も付き合いのある東戸塚の八百屋さんなどとの関係も続いています。
「片野農園」さんの水ナスとトマトを使ったサラダ仕立て。グレープフルーツとストラッチャテーナ(フレッシュチーズ)、生ハムを添えたみずみずしい一品
とうもろこしの甘みが口の中に広がる冷製スープ
ランチで人気の週替わりパスタコースは、毎週食べたくなる豊富な種類が魅力です。
4種類がきれいに盛られる前菜のひとつは、お豆の煮物。白インゲン豆、ひよこ豆、うずら豆を弱火で煮て、塩で味付けした定番メニューです。
コースの最初に登場するパンは自家製です。
「近くにおいしいパン屋さんもあったのですが、うちのお店の料理に合うものを……と考えたときに、自分でつくるのが1番だと思いました」。
この日の前菜は、定番のお豆に、赤大根とオレンジのサラダ、生で食べられるカボチャのコリンキーと、柔らかい味わいの冬瓜にぶどうを合わせたもの
お肉から出るだしや油を一緒に煮込んだトマトベースのミートソースに、しめじと「片野農園」さんのかぼちゃが相性抜群。
「A course(自家製パン・前菜の盛り合わせ・本日のパスタ・食後のお飲み物)」 (1,760円・税込)
料理の見た目の美しさに加え、オープンキッチンになっていることでシェフが調理している様子を見られるライブ感も「restaurant R」の魅力のひとつ。
また、畠山さんがお客様の食べているところを見たいという思いもあるそうです。
「自分のつくったものを、おいしそうに食べていただけるのを見ることが何よりうれしいし、料理にも力が入ります」
丁寧に盛り付けていく畠山さん
外食産業にうれしいまち、泉区
ふだんお料理を運んでいる奥さまの畠山さやかさんは、「緑園都市のお客様はおいしいものをたくさん知っている方が多い印象があります」と話します。
メニューや食材の説明をすると、地元の農家さんに興味をもつお客様も多く、実際に片野農園さんの直売所に行ってみたという方もいるそうです。
見た目のインパクトに惹かれたという大きなズッキーニ。野菜の姿形が均一ではないのも、地場野菜を使うおもしろさ
「横浜市は農地も生産者も多く、外食産業にはうれしいまちだと感じます」と畠山さん。
「ここでお店を開き、片野農園さんとのお付き合いができたことで、年間を通しておいしい野菜には事欠かなく、とてもありがたいと感じています」。
最後に、ご自身のお仕事について聞くと「食事は、人と人とのつながり。その食事を、時間を忘れて楽しめることが、外食の豊かさだと思います」と話してくれた畠山さん。料理人という仕事に対する、熱い思いが伝わってきました。
ゆっくりと食事の時間を楽しむことができる、明るくシンプルなインテリアも評判
木の温かみと黄緑のアクセントがおしゃれな外観
【restaurant R】
住所:神奈川県横浜市泉区緑園5丁目29−4
アクセス:相鉄いずみ野線緑園都市駅から徒歩10分
営業時間:ランチ12:00~15:00 (L.O. 14:00)
ディナー 18:00~22:00 (L.O.20:30)
定休日:水曜日(火曜日はランチのみ営業)
電話番号:045-410-6945
HP: https://rrrr-8888.jp/