ロゴ画像:いずみ くらし

patisserie RENCONTRE

ぱてぃすりー らんこんとる

営業時間
10:00~19:00
休業日
水曜日(祝日の場合翌日休み)
住所
弥生台29-1 弥生台二番館103
TEL
045-810-1171
HP
https://www.instagram.com/patisserie.rencontre/
推薦者
大矢養鶏 大矢 忠良(生産者/泉区和泉町)
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おいしいケーキと共に、ホッとするひとときを。喫茶スペースのあるケーキ屋さん「Patisserie RENCONTRE」

 

 

アーチ型の大きな窓に、しっくいの外壁、温かみのあるレンガを配した店構えは、どこかレトロな雰囲気。
「Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)」は、泉区弥生台にあるケーキ屋さんです。お二人ともパティシエとして出会いご結婚された新井さんご夫婦が、二人三脚で営んでいます。

 

一番の特徴は、喫茶スペースがあること。その空間を設けることは、「おいしいケーキと共に、ホッとするひとときを過ごしてもらいたい」という願いが込められています。

 

弥生台に根差し、居心地の良い空間を大切に育まれている、新井さんご夫婦にお話をうかがいました。

 

 

ご家族でも、お一人でも。ぬくもりのある店内でごゆっくり

 

「Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)」の喫茶スペースは、地域のご家族の憩いの場になっています。

 

ついつい長居したくなる喫茶スペース。ベビーカーでも入れるゆとりがあります

 

小さなお子さんを連れた3人家族
テラス席でくつろぐ犬を散歩中のシニア世代のご夫婦
赤ちゃんがベビーカーで寝ている間に読書をする男性

 

そうした方々がふらっと訪れては、ゆったりと穏やかなひとときを過ごしています。

 

「同じケーキでも、家で食べるのと外で食べるのとでは、また少し違った味わいになりますよね。コーヒーも人に淹れてもらうのと、自分で淹れるのとでは気分が違います。以前、買い物帰りの奥様が『家に帰る前に、ここでひと息つくわ』と言いながら利用してくださったことがあるんです。『帰るとやらなきゃいけないことが目に付くから』とおっしゃっていました。そんなふうに利用していただけると、すごく嬉しいですね。私たち自身も、おいしいケーキを食べながら、喫茶店でひと息つく時間が好きなんです」

 

「地域の方にご紹介したいケーキがまだまだたくさんあります。」と話す店主の新井嘉弘さん

 

しかし、パティシエ仲間には、喫茶スペースを作ることを反対されたと言います。その理由は、販売や厨房スペースが限られてしまうから。喫茶スペースを作っても、途中で断念してしまうお店も少なくないそうです。

 

「それでもやりたいというのが、私たち夫婦の想いでした。ただ、いくら喫茶スペースを作っても、ケーキがおいしくなかったら楽しい空間にはなりません。まずはおいしいケーキを作ることが基本です。その先に居心地のいい空間があれば、よりお客様に満足していただけると考えました。もちろんテイクアウトのご利用も可能ですよ」

 

 

また食べたい。そう思える「飽きのこない味」を追求

 

新井さんの作るケーキは、どこか懐かしく、また食べたくなる味わいです。生地の核となる卵には、泉区の大矢養鶏さんのものが使われています。

 

「泉のたまご」(270円・税込 )。大矢養鶏さんの卵を使うと、濃厚な卵黄の風味が出るそう

 

「ご家族でずっと食べ続けてもらえるような、飽きのこない味を心がけています。極端に何かの味を際立たせるというよりは、シンプルに。たまにしか食べられない高級なケーキというよりは、気軽に買いにきていただけるケーキを作っています」

 

そう話す新井さんご夫婦には、パティシエとして幅広いケーキ作りに携わったご経験があります。「老舗デパートや有名レストランのケーキ作りを請け負うセントラルキッチン(複数の提供先の調理を一手に引き受ける集中調理施設)で働いていました。妻もそこで働くパティシエの一人だったんです。1人で5~6店舗分を担当し、あらゆる種類のケーキを作っていました。一般的な食材から高級食材まで、さまざまな材料を使う機会があり、なかなか経験できないような環境でした」

 

そんな幅広いご経験の中から、新井さんご自身が「また食べたい」と思えるケーキを厳選。「Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)」流にアレンジしたものが、ショーケースに並んでいます。その味は、お客さんにとっても“また食べたい”味となり、お気に入りのケーキがある常連さんも多いそう。

 

特にファンの多いケーキは、レアチーズケーキ、シュークリーム、ショートケーキなど、ベーシックなケーキです。お花のような見た目が愛らしい、タルトバナーヌも人気商品です。

 

タルトバナーヌ(400円・税込 )。バナナとチョコカスタードをタルト生地に乗せて。たっぷりの生クリームとサクサクのフレークでおめかし

 

「作り置きはせず、なるべくできたてのケーキを食べていただきたいと考えています。商品の売れ行きを見ながら、追加でお作りしているので、タイミングによっては売り切れてしまうこともあります。常連さんの中には、お気に入りを確実に購入できるよう、事前に電話予約してくださる方もいます。少しお時間はいただきますが、材料があれば当日のご連絡でも1個の注文から対応しています」

 

そんな細やかな対応を行う理由をお聞きすると「私と妻だけで営む小さなお店なので、それくらいのことしかできないんです」と新井さん。一人一人のお客さんを大切にする真心が、地域の方々を引き寄せています。

 

 

肌に合う弥生台に根差し、人々の暮らしの一部に

 

「Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)」は、2021年で創業15周年を迎えます。夫婦共に直感で気に入ったという弥生台に根差し、街の人々の暮らしに溶け込んでいます。

 

「弥生台のお客様はファミリー層が多く、みなさんすごく穏やかなお人柄ですね。創業場所を決めるにあたっていろいろな路線に乗ってみたのですが、来てみてすぐにこの土地を気に入りました。私たちはけっこうのんびりしているタイプなので、落ち着いた弥生台の雰囲気が肌に合うんです」

 

入学祝いにぴったりなランドセルのラッピング。お隣のプラレールは子どもたちに人気のろうそくです

 

街の子どもたちの成長を見守ることができるのも嬉しいと、新井さんご夫婦は話します。特に奥様はパティシエの仕事から離れ、今は接客に専念。ほとんどのお客さんの顔を覚えているそうです。オープン当初は学生だった子がお母さんになり、赤ちゃんを見せにきてくれることもあると言います。

 

新井さんご夫婦のお子さんも、この土地で生まれ、お店と共に成長しています。「妻は産後数か月で職場復帰したのですが、店内にベビーベッドを置いて育児をしながら接客をしてくれたんです。今でもお客様に『あの頃の赤ちゃんは?』と聞かれることもあります。息子は、もう小学2年生になりました」。たとえ育児をしながらの接客でも受け入れてくれるのが、弥生台の人々の懐の深さです。

 

「コロナ禍のときもお店が閉まらないようにと心配して来てくださる方もいて、お客様にはとても良くしていただいています」。逆に言えば、一人のお客さんとして大切にされている感覚が、そうした温かい気持ちを育むのかもしれません。

 

15年の時を経て、着実に街の人々に愛され、暮らしの一部となっている「Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)」。これからもご夫婦二人三脚で、街の人々の暮らしに寄り添っていくことでしょう。

 

テラス席のあるレトロな雰囲気の外観。ペットのお散歩中にも立ち寄ることができます

 

焼き菓子も充実。新井さんご主人は、洋菓子の中でも特に焼き菓子が好きだそう

 

 

【Patisserie RENCONTRE(パティスリーランコントル)】
住所:神奈川県横浜市泉区弥生台29-1 弥生台二番館103
アクセス:相鉄いずみ野線弥生台駅から徒歩8分
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日(祝日の場合翌日休み)
電話番号:045-810-1171

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