「一日一個で医者いらず」の果実がたわわに 新橋町・大貫芳夫さん宅の裏山で
秋

8月の暑い日、大貫芳夫さんを訪ねました。案内された裏山には、ナシ、クリ、カキをはじめ、30数本のりんごの木があります。「ずいぶん前に、青森県の試験場から分けてもらった苗を育ててきたんです」とのことでした。新橋連合自治会の会長も務める大貫さんは、忙しい合間を縫って、りんごのできを確かめるために裏山に足を運んでいます。近づくと、かわいい実がたくさんなっています。指先で実のでき具合を確かめながら「きっとおいしいですよ」と大貫さんは満足そうです。
りんごの原産地は中国・天山山脈、コーカサス地方といわれています。紀元前から広くヨーロッパで栽培され、17世紀になってアメリカで品種改良が進みます。日本へは明治時代、70種ほどが導入されました。
りんごにまつわる諺(ことわざ)は世界各地にありますが、タイトルに引用したのは英国の諺。
健康によい果実であることをうまく言い表しています。適量を食べていると、高血圧やコレステロールに効果があるとされるりんご。激しい運動の後に食べるりんごの味は格別、という人がいますが、これはリンゴに含まれる有機酸(リンゴ酸、クエン酸)が筋肉の疲れのもととなる乳酸を減らすためと考えられます。
出典:いずみ自慢 2007年冬号(11月発行)
掲載内容は発行時のものであり、現在と内容が異なる場合があります。
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