ロゴ画像:いずみ くらし

食べる30分前にちょっと冷やしてそのまま味わってください

熟成の進んだ「ジュース用」のトマトを手にした石井英子さん。 規格違いや表面にわずかな傷があるものをより分けて並べますが、味は確かです。熟成の進んだ「ジュース用」を手にした石井英子さん。

 
直売所をお住いの庭先に設けて「もうずいぶん経ちますよ」という石井英子さん。ご主人の和隆さんと二人三脚で野菜を生産しています。おいしいトマトが買えるという評判が広がるにつれて、近くの電気量販店や地区センターの帰りに立ち寄る人が増えてきました。

 
石井和隆さんのトマト

 
栽培しているのは「サンロード」と呼ばれる品種。熟成が進むとスープやトマトピューレにして楽しむこともできます。広いハウスの中で色づいていく実。食べごろを見計らって収穫します。朝採りが売り切れると、昼前にもう一度採ってきて並べます。そうした事情をよく知る常連さんは、採れたてを求めてやってきます。

 
「トマト本来の甘みを楽しむには、食べる前に30分ほど冷やすといいみたいです。できればそのまま、味わってみてください。手塩にかけたトマトですから」と英子さんは言います。
裏の畑には、枝豆やトウモロコシも作られていました。白いネットの下では、小松菜が育っています。石井さんの直売所をよく利用する方から、他の野菜も、というリクエストがあり、キャベツ、人参、カリフラワーなども置くようにしました。小松菜は「エコファーマー*」認定を受けて取り組み始めました。店先に並ぶようになれば、トマトとともに人気を集めそうです。

 

エコファーマー畑の小松菜

小松菜は、これから栄養たっぷりの葉を伸ばします。

*エコファーマー…「持続性の高い農業生産方式導入の促進に関する法律」(平成11年実行)に基づいて、知事の認可を受けた生産者をエコファーマーと呼びます。たい肥などによる土づくりと化学肥料、化学農薬使用の低減を一体的に行う生産者に対し、県が助言などの支援をするもの。認定期間は5年。

いずみ野 石井和孝さんのトマト
〒245-0018 上飯田町3727/電話045-802-3071
営業時間 7:00~18:00 休なし

出典:いずみ自慢 2008年夏号(7月発行)

掲載内容は発行時のものであり、現在と内容が異なる場合があります。

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